死亡原因2位の「心筋梗塞」
多くのお年寄りが、気をつけなければならない病気の中に「心筋梗塞」があります。日本人の死亡原因は何と言っても、1位はがんです。その次に来る死因が心臓病なのです。この心臓病で死亡する人のほとんどが心筋梗塞、狭心症であると言われています。ですから、多くのお年寄りの方が心臓病に関して心配しているのではないでしょうか。
心筋梗塞は、時に「急性心筋梗塞」と呼ばれることもある病気です。これらの病気はどのように違いがあるのでしょうか?
違いと言っても、それほど大きな差はなく、心筋梗塞と言われる場合もあり、急性心筋梗塞と言われる場合もあり、ほとんど同じ意味です。まず、心筋梗塞と言う病気が、ある日、急に発症してしまうとき、これを「急性心筋梗塞」と診断されます。
また、病気を発症してから 一ヶ月以上経過すると「陳旧性心筋梗塞」と呼ばれ、心筋梗塞と別の病名で呼ばれ区別されています。これは「ちんきゅうせいしんきんこうそく」と読みます。みなさん、あまり聞いたことがない病名ですよね。
ですから、簡単に説明しますと、胸が痛くなるような何か急な症状が出て、病院に行って診察してもらうと、心筋梗塞であると診断されます。これは急性心筋梗塞のことです。そして、以前に心筋梗塞になったことがある方の心筋が、壊死した状態になっていることを、陳旧性心筋梗塞と呼びます。こうなると、いつ心筋梗塞を再発するか、わからないので、特にお年寄りは十分に気をつけなければなりません。