お年寄りの病気「心筋梗塞」
心筋梗塞のあるケースでは、ほとんど心筋梗塞の症状がないのに、心電図の検査をしてみたら、結果から心筋梗塞だと言われるときがあります。このケースは陳旧性心筋梗塞に当てはまります。
心筋梗塞は、激しく胸が痛み、冷や汗をかいたり、吐き気がしたりします。胸の痛みに関しては恐怖を感じる人もいるでしょう。それほど怖い病気なのです。
では、お年寄りはなぜ心筋梗塞という病気になりやすいのでしょうか?それは、心臓の動脈である冠動脈に障害が起こり、血液の流れが悪くなることから心筋梗塞が起こります。年と共に血管も老化していますから、お年寄りの体内の血管は異常が起こりやすいのです。
一度、血管の中に異常が起こってしまうと、血液が流れなくなります。そして、心臓には血液が届きません。血液が届かないことによって、心臓の細胞に血液が行き渡らなくなり、心筋と言われている心臓の筋肉細胞が死滅してしまうのです。
心臓の表面をぐるっと囲むように存在している血管が冠動脈です。冠動脈は、心臓の細胞に新鮮な酸素や栄養分を運搬しているとても大切な血管なのです。
血管の中で、血液が流れず、止まってしまうと言う現象を起こす原因は何でしょうか?それは血液が流れにくくする物が血管の中に存在すると言うことですね。パイプに何か詰まったら、水が流れませんよね。それと同じ現象で、血管の中に血栓が出来てしまったら、血液は流れなくなります。血栓とは、血液が凝固したもので、それがどんどん詰まってしまうのです。