胸の痛み
お年寄りの方が心配している病気はいろいろありますが、心不全になることを心配している方も多いと思います。では、心不全はどういった病気なのでしょうか?それは心臓から動脈へと、血液を流せなくなる状態で、心臓が弱っている証拠です。これば心臓の末期的な状態と言われていますので命に関わるほど危険です。
心筋梗塞がお年寄りにはとても心配な病気であることはおわかりになったでしょうが、狭心症から併発するケースもあります。では、狭心症とはどんな病気でしょうか?心筋梗塞と同じく胸に痛みが走る症状が出ます。心筋梗塞とは違って、血管がすべて塞がっておらず、血管には血液が少しは流れている状態です。血管は狭くなってはいるものの、血流が悪い程度のことを言います。
ですから、狭心症は、血流はあるのですから、ある程度の酸素と栄養が細胞に送られています。それによって心筋の細胞が死滅するわけではありません。よって、狭心症の発症から、早期に治療をすれば、回復することが多いです。
そうかと言って、心筋梗塞の状態が長ければその分、心筋の細胞が死んでしまいます。それによって、他の病気を併発しますから、気をつけて下さい。
心筋梗塞は、みなさんがテレビや映画で見たことがあるように、胸にひどい痛みを感じます。刺されたような激痛があるそうです。それが突然、出てきます。30分から数時間も、胸の痛みが続くこともあります。一般に狭心症より心筋梗塞のほうが、長く痛みが続きます。胸の痛みが10分以上続くようなら、心筋梗塞の疑いがありますからすぐに病院に行くことをお勧めします。