動脈硬化と心筋梗塞

 

お年寄りに多い心筋梗塞と言う病気ですが、この原因になると言われている、血管の中の血栓は動脈硬化によって出来てしまいます。動脈硬化と言う病気はみなさん、ご存知でしょう。お年寄りでなくても動脈硬化は生活習慣病によって起こる病気で、若い人でも動脈硬化になってしまう人はいます。

 

では、どのような経緯で、動脈硬化は起こってしまうのでしょうか?血管の中が狭くなる場合もあり、これは脂肪が血管の内側に付着して、血液の通る道が狭くなってしまうためです。血液が流れにくくなると何が起きるでしょうか?流れにくくなった血液がつまり、固まって血栓が出来てしまうのです。

 

ですから、動脈硬化は、簡単に言えば、血液の中に存在するコレステロールが、血管の中の壁に付着して、血液が流れづらくなった病気です。この付着したコレステロールをプラークと呼びます。

 

最初、小さかったプラークも、急成長はしませんが、次第にゆっくりと大きくなります。そして大きくなったプラークは血管を塞ぎます。また、プラークの表面は皮膜で覆われていますが、その皮膜が破れて、プラークの中のものが血管に入ってしまいます。その中身が、血液を固まらせ血栓となります。血栓が血管を塞ぎ、血液が流れなくなってしまうのです。この現象が動脈硬化であり、これが心筋梗塞を引き起こす要因と言われています。

 

血液中のコレステロールが引き起こす病気が動脈硬化ですから、現在、高脂血症を患っている方は特に要注意なのです。